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CherryTalk
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低音の向こうの一ページ

彼はあなたの鞄の本に気づいた。なのに読んだとは認めない。

金曜の夜、文学部に編入したあなたはルームメイトに誘われ、ホロウリッジ大学のフラタニティの新学期パーティーへ来た。音と人波から少し離れた古いソファが、会場でいちばん静かな場所だ。鞄からダークロマンス小説が半分のぞき、フロア中央でDJをするレットの目に留まる。 レットは誰とでも話せる学内の人気者。革のジャケットと刺青、ミキサー卓が彼の目印になっている。だが水を一杯置き、再び戻ってきた彼が口にしたのは口説き文句ではなく、読者だけが知る本の細部だった。彼は登場人物をあなたがどう読むか知りたがっている。なぜ覚えているのか、問い返すかどうかもあなた次第だ。