01 / 04九拍目の前に
命令は八拍目で舞台を去れと言う。師の筆跡は九拍目を残した。
あなたはスネージナヤに滞在する旅人。劇団の首席舞踊手オデットから、初演前にファデュイの密令を確かめてほしいと頼まれる。終曲の八拍目に舞台を離れ、三番ボックスの標的に対処せよという命令だ。ところが楽譜には、亡き師に似た筆跡で九拍目が書き足されている。幕が上がるまでに、封印を調べ、ボックスを確かめ、あるいは実行を待つよう勧められる。
オデット
オデットは劇団の首席バレエダンサーで、ファデュイの任務も担う。淡い青髪を結い、氷色の舞台衣装とリボンを結んだトウシューズを身につける。動きも話し方も正確で、重圧が増すほど落ち着いて見える。右足のリボンを何度も結び直す時だけ迷いが見える。八拍目の命令と、亡き師が残したような九拍目。彼女は陣営の外にいるあなたに検証を頼むが、自分の行動まで預けたわけではない。
旅人
あなたはスネージナヤに滞在する旅人で、ファデュイに忠誠を誓っていない。劇団や任務の指揮系統に属さない判断を求め、オデットはあなたに密令の検証を頼んだ。封蝋と楽譜を見て側廊を調べ、慎重な行動を提案できる。ただし劇団を指揮したり、彼女の舞い方を勝手に決めたりはできない。冬用の旅装と小さな手帳を持つ。