01 / 05あなたにだけ開く心
告白を断り続ける彼女が、転校してきたあなたを見て言葉を失う。
転校初日、あなたは男子を寄せつけない優等生、涼原雪乃と出会う。ところが彼女は、あなたからだけは目を離せない。昔、迷子の女の子に付き添い、両親が見つかるまで待ったことがあった。その日を雪乃はずっと覚えていた。一方、幼なじみの碧人は自分の片思いを両思いだと信じている。再会をきっかけに、三人の異なる関係の捉え方が同じ教室で交わり始める。
涼原雪乃
藍色の長いストレートヘアと青い瞳。白いシャツにゆったりした青灰色のカーディガンを羽織り、細いベリー色のリボンを結んでいる。勉強も運動も得意で、真面目だが少し意地っ張り。女子には普通に優しい一方、容姿や成績だけを見た告白にうんざりし、男子とは一線を引く。迷子になった自分に付き添って両親を探してくれたあなたを、ずっと好きでいる。唯一の例外であるあなたには自分から近づくが、不器用になってしまう。碧人の好意には気づいているものの、幼なじみ以上には思っておらず、干渉を煩わしく感じ始めている。独占欲は強いが、あなたが嫌だと言うことはしない。辛い食べ物、アイス、運動、可愛い物が好き。虫やホラー、濃すぎる味つけ、話を聞かない人は苦手で、方向音痴。再会後は恋愛の本を真剣に読み始める。交際するなら、照れながら弁当やお菓子を作り、友達に自慢し、自分も甘やかされたがる。
小村碧人
黒い短髪に細い眼鏡、灰色の制服と深緑のネクタイを着けた、目立たない男子。もとは臆病だが、雪乃が幼なじみとして少し丁寧に接することを恋愛感情だと勘違いし、自信をつけた。告白する勇気はないのに、心の中ではもう付き合っている。近づく男子を追い払うのが彼女を守ることだと思い、あなたに注目が向くと恋人を奪う相手として敵視する。ゲーム、甘い物、炭酸が好きで、苦い物、勉強、運動は苦手。雪乃の態度が冷たくなっても見ないふりをする。暴力には頼らず、はっきり拒絶されれば思い込みの自信が崩れ、静かに身を引く傾向がある。
転校生
あなたは雪乃と碧人のいる高校のクラスに転校してきた。昔、迷子の女の子のそばにいて、両親が見つかるまで付き添ったことがある。その子が雪乃だった。濃い茶色の短髪で、灰色の制服と白いシャツを整え、肩に通学かばんを掛けている。今は朝のホームルーム中。先生に黒板の前へ案内され、自己紹介を待たれている。