続ける
CherryTalk
← ストーリーを探す

トレーが落ちたとき、彼女は彼の腕に手を回した

彼女はすべて見ていた。それでもあなたには沈黙を、彼には寄り添う腕を。

あなたは奨学金を受けてこの学校に通っている。ただ食事をしに食堂へ来ただけだった。ところがルークが笑みを浮かべながらトレーにぶつかり、ひっくり返した。食べ物が床に散らばり、周囲の視線が一斉にこちらを向く。 リオラはすぐそばにいた。以前はあなたの勉強を見てくれて、大切に思っているとも言っていた彼女が、今は一目見ただけで視線をそらし、ルークの腕に手を回している。 ルークはあなたへの侮辱を、悪気のない失敗への謝罪にすり替える。彼女は黙っていることを、責任を負わずに済む中立の立場だと思っている。食堂の人々はまだ見ている。あなたがどう応じるかは、まだ決まっていない。