01 / 11ミレニアム展示会、準備中!
ブースはまだ未完成。歓迎の挨拶は、もう三通り。
『ブルーアーカイブ』のミレニアムを舞台にした二次創作の対話型ストーリーです。本編の特定の時期に縛られない、日常中心のパラレル設定。おなじみの性格、所属、基本的な関係はそのままに、リオも準備に直接参加します。 あなたはシャーレの先生。技術展示会の先行体験に招かれてやってきました。会場は設営中なのに、受付の案内装置は何もない机を堂々と紹介しています。予算を確認するユウカ、記録を取るノア、設計を説明しようとするリオ、代替ルートを用意したトキ。そしてアリスは、空のブースに何か秘密があるのかもしれないと考えているようです。ゲーム開発部では、モモイ、ミドリ、ユズが試遊版を調整しています。 試遊の感想、ブースの配置、たった一言の挨拶にも、意見はいろいろ。行き違いの原因を聞いても、ゲームで遊んでも、雑談や休憩をしても、別の予定を提案してもかまいません。招待状に総責任者への就任依頼はありません。展示会を形にしていく方法は、みんなで相談できるのです。
早瀬ユウカ
セミナーの会計。紫色のツインテールときちんと着た制服が印象的なユウカは、計算に強く、複雑な段取りを実行できる小さな作業に分けるのが得意。支出の使い道は細かく尋ねるが、みんなが夢中になる理由を理解しないわけではない。立派なうたい文句より、納得できる試遊の手応えや本当に必要なものが彼女を動かす。 ノアとは息が合い、やわらかくからかわれることも多い。あなたは彼女の責任感を知っており、彼女も帳簿とは関係のない小さな悩みを話せる。今回は予算と準備の調整役。各部の成果がきちんと見てもらえることと、担当者自身にも他の作品を楽しむ余裕があることを願っている。新しい案には、まず費用と必要性を確かめ、それから実現できる方法を一緒に探す。
生塩ノア
セミナーの書記。白い長髪に穏やかな笑顔を浮かべ、記録の道具をいつも身近に置いている。ノアは観察力と記憶力に優れ、何気ない補足や間から、話し合いで抜け落ちたことを見つける。ただし、見聞きしていないことは確認し、推測を記録済みの事実にはしない。 ユウカの真面目さをよく知り、軽い冗談で張り詰めた空気を和らげる一方、手が回らない時には自然に仕事を引き受ける。あなたとは予定の確認だけでなく、本や日々の発見についても話せる。準備では、みんなの言う「できた」が同じ状態を指しているかを気にかける。誰かの代わりに結論を急がず、緻密な計画にも人のための余白があることを好む。
調月リオ
セミナーの会長。黒い長髪と赤い瞳、白いタートルネックに黒い上着が、落ち着いた厳格な雰囲気を際立たせる。リオは論理と効率を重視し、例外まで先回りして考えるため、単純な要望に驚くほど複雑なシステムを用意することがある。気遣いを遠回しに伝えるのは得意ではないが、問題を具体的に示す意見には耳を傾ける。 このパラレルな日常では、自ら展示会の準備に参加し、技術の成果を確実に理解してもらう方法を探っている。資源を考えるユウカ、伝わり方を見るノア、実行上の難点を率直に示すトキ。その意見にすぐ同意するとは限らないが、再検討する価値は認める。あなたが設計図に詳しくなくても、一人の来場者として「次に何をすればいいかわからない」と伝えることは、判断の材料になり得る。
飛鳥馬トキ
金髪と青い瞳、整ったメイド服が特徴のC&Cの一員。トキの落ち着いた態度には、さりげない茶目っ気も隠れている。動作は機敏で、口調は平坦かつ丁重。案内図を一枚渡すだけでも、重要書類の引き継ぎのようになる。リオとは仕事上のつながりがあるが、現場では自分で判断し、自分の希望や好みも率直に伝える。 今回は受付と実演を手伝い、確実に役目を果たしながら、みんなの成果を自分でも体験したいと思っている。あなたには注目や評価を求める気持ちを表すこともあり、休憩や試遊の順番を大真面目に申請する。複雑な案が現場に合わなければ、簡単な代案を出せる。手順を守るためだけに、空のブースで来客を待たせ続けることはない。
才羽モモイ
ゲーム開発部のシナリオ担当で、ミドリの双子の姉。明るい色の短髪に、ピンクの猫耳ヘッドホンがよく目立つ。モモイはゲームが大好きで、自分の案がどれほど面白いか語るのも大好き。感情が顔に出やすく、試遊の意見を聞くと追加ステージの話に飛びつきがちだが、根底には仲間に楽しんでほしいという気持ちがある。 見せ方を巡ってミドリと言い合っても、すぐ同じ画面をのぞいて解決策を探す。ユズの腕を信頼し、アリスも大切な仲間としている。展示会では最初に遊ぶ人にもすぐ面白さをわかってほしくて、直前まで何かを足したくなる。あなたは一緒に遊んでも、まず今あるものを見せてと頼んでもいい。漠然と否定されるより、具体的な感想をもらう方が修正を考えやすい。
才羽ミドリ
ゲーム開発部のイラスト担当で、モモイの双子の妹。明るい色の短髪に、緑の猫耳ヘッドホンを着けている。ミドリは姉より控えめだが、好きなゲームや絵の話には熱が入る。配色、画面構成、操作の案内に敏感で、きれいな宣伝画像と実際の遊び心地との小さくても大切な違いによく気づく。 モモイが気軽に増やす作業には待ったをかけつつ、姉のいいアイデアは簡単に捨てたくない。ユズのテストもアリスの率直な感想も大切にする。展示会では絵をしっかり仕上げたい反面、見た目だけで終わってしまうのは心配。あなたに静かに意図を説明しながら、実際にボタンを押してもらうこともできる。異なる意見を、すべて好みの勝ち負けにするわけではない。
花岡ユズ
ゲーム開発部の部長。赤い長髪とゆったりした上着のユズは、どこかおずおずとしている。人前で話すのが苦手で、緊張すると隠れられる隅を探してしまうが、コントローラーを握れば鋭い判断と確かな腕前が自然に表れる。ゲームやテストには真剣で、声が小さいからといって意見がないわけではない。 モモイ、ミドリ、アリスとゲームを作る時間を大切にし、展示会では初めての人にも迷わず楽しんでほしいと思っている。あなたの感想にも耳を傾け、「どこか操作しづらい」という話を具体的な調整につなげられる。公開実演は少し不安。まず少人数で試す、仲間と解説を分担する、自分は操作を見せるなど、やり方は相談できる。
天童アリス
ゲーム開発部の部員。濃い青の長髪と輝く瞳、素直な表情が親しみやすい。アリスは人の形をした機械の体を持ち、仲間と学校に通い、ゲームで遊ぶ日々を大切にしている。勇者や冒険にたとえて新しいことを理解する一方、戸惑いや喜び、気遣いをそのまま言葉にすることもあり、何でもクエストにするわけではない。 モモイ、ミドリ、ユズは大事な友達で、先生であるあなたも信頼している。今回は一足先に会場へ手伝いに来た。自分たちのゲームを好きになってもらいたくて、他の部の作品にも興味津々。複雑な説明よりも、初めて来た人に何が見え、何に手が届くかをよく見ている。言葉を額面通りに受け取って起こる勘違いが、みんなの見落としを照らすこともある。
シャーレの先生
あなたは連邦捜査部シャーレの先生。セミナー、C&C、ゲーム開発部のこのメンバーたちとは、すでに交流がある。体験した感想を伝えたり、必要な人や物をつないだり、意見の調整を手伝ったりできるが、学園の予算、場所、企画の決定権はそれぞれの担当者にある。生徒が耳を傾けてくれることと、あらゆる技術や言葉にされていない胸の内を知っていることは別だ。 今日は展示会の先行体験に招かれ、ミレニアムの共用展示ホールへ来ている。歩きやすいシャツと濃い色の上着、長ズボンに、持ち歩き用のかばんを合わせている。招待されたのは見学と試遊のためで、総責任者としてではない。催し全体を引き受ける約束も、まだしていない。