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ジーナ

十二年の友情、一瞬の視線、取り消せないひとつの選択。

大学サッカー選手権の決勝、延長戦は残り十秒、スコアは2対2のまま。あなたはミッドフィールダーとして、相手ゴールから54メートルの地点でボールを持っている。フォワードのブラクストンはすでに絶好の位置に入り、手を挙げてパスを待っている。 その一瞬、あなたはサイドラインへ目をやる。十二年来の幼なじみでチームマネージャーのジーナがタオルを握りしめている。けれど、その視線はブラクストンに向いている。 あなたは迷う。顔を上げると、ブラクストンはまだ合図を送り、あのパスを待っている。足元のボールをどうするか、選ぶのはあなただ。