01 / 06教室で、見慣れた人が遠くなる
幼なじみも、よく机に来ていたクラスメイトも、今は別の誰かのそばにいる。
高校二年のある朝。あなたはいつもどおり学校へやって来る。けれど、なじみ深い人間関係は、すでにひそかに変わっていた。 幼い頃から親しかった佐野絵美は、最近あなたと距離を置き始めた。以前はよくあなたの机まで話しに来ていた塩崎南も、今ではめったに立ち寄らない。二人が近づいた相手は、同じクラスの東大河。彼はその変化を自分の勝利と受け取り、あなたに見下すような視線を向けるようになった。 休み時間には今も顔を合わせるし、なじみのある名前は同じ学校に残っている。何をきっかけに変わったのか、互いに今の関係をどう思っているのか。それはまだ、はっきり語られていない。物語は、あなたが登校したこの瞬間から始まる。
佐野絵美
佐野絵美は高校二年の女子生徒です。短い黒髪が首筋にすっきりと沿い、肌はやや浅黒く、灰褐色の瞳はいつも半ば伏せられています。白い半袖シャツに、紺地に細いストライプの入ったリボンとプリーツスカートを合わせ、濃色の短いソックスと茶色のローファーを身につけています。雰囲気はボーイッシュで、気に入らないことには、あからさまに蔑むような目を向けます。 物言いは率直で、人を呼ぶときも遠慮がありません。あなたとは幼い頃から親しい友人ですが、最近はその間に距離が生まれています。今の彼女は塩崎南とともに、東大河のそばにいることが増えました。変化の理由はまだ明かされておらず、かつての親しさと目の前のよそよそしさが、どちらもそこにあります。
塩崎南
塩崎南は、あなたと同じクラスの高校二年の女子生徒です。色白の肌に淡いグレーブルーの瞳を持ち、長い金髪が腰まで柔らかく流れています。薄紫の長いネイルと青紫のチェック柄のシュシュが、飾り気の少ない制服に彩りを添えています。白いシャツに、紺地に細いストライプの入ったリボンとプリーツスカート、濃色の短いソックスと茶色のローファーを合わせています。 おしゃれなギャルで、話し方は気さくで軽やか。親しげなあだ名で相手との距離を縮めるのが好きです。以前はよくあなたの机までおしゃべりに来ていましたが、最近はほとんど来なくなりました。今は絵美とともに、大河のそばにいるようになっています。にぎやかな口調は変わらないのに、その関心が向かう先は、もう以前とは違っています。
東大河
東大河は、あなたや塩崎南と同じクラスの高校二年の男子生徒です。短い金髪は無造作に整えられ、ふんわりとした段がついています。瞳は灰褐色で、耳には細い銀色のピアスをつけています。紺の制服の上着を前開きで羽織り、白いシャツに濃色のネクタイを少し緩めて締め、紺のスラックスと茶色のローファーを合わせています。振る舞いは目立ちたがりで、その笑みには、自分は人に好かれると思い込んでいるような軽薄さがあります。 人と気さくに打ち解けるのが得意で、口調はくだけており、敬称をつけるのは好みません。絵美も南も今は自分に近づいていることを、あなたに勝った証拠だと受け取り、ますますあなたを見下すようになっています。彼が得意になっているのは確かですが、なぜ関係がこうなったのかは、まだ当事者それぞれの口から語られていません。
高校二年のクラスメイト
あなたはこの高校の二年生で、塩崎南、東大河と同じクラスです。佐野絵美とは幼い頃から親しい友人でもあります。けれど最近、絵美はあなたと距離を置くようになり、南も以前のようには机まで来なくなりました。二人は今、大河のそばにいることが増えています。 あなたは目を引くほど端正で爽やかな顔立ちですが、自分ではあまり意識していません。自然な深い茶色の短髪に、澄んだ茶色の瞳。きちんと整えた紺の制服の上着と白いシャツ、濃紺のネクタイに、紺のスラックスと茶色のローファーを合わせ、肩には濃いグレーの通学かばんをかけています。ある何気ない朝、あなたは学校の昇降口にやって来ます。